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Shining Rhapsody

オリジナル小説の投稿がメインです

小説

339話 侵攻27

339話 侵攻27 339話 侵攻27 ルークは自身の魔力に関する確認を終え、次いで神力の確認へと移行する。普段は魔力のみを使っているとあって、神力については保有量すら正確に把握していない。何となくこれ位、という感覚でしかないのだ。 おまけに、力を封じて…

338話 侵攻26

338話 侵攻26 338話 侵攻26 宣言通りに5割の魔力を放出し、ルークは上空を眺める。だが特に変化が見られなかった事で、魔力を一気に高めて行く。 「・・・60・・・80・・・100%」 たったの数秒で全開に達し、再度上空へと視線を移す。だがまたしても変化は…

337話 侵攻25

337話 侵攻25 337話 侵攻25 一先ずの答えを導き出し、ルークは王城へと視線を向ける。敵兵を殲滅したのだから、次は王城である。邪魔する者はほぼ居ないだろう。住民や冒険者が立ちはだかる可能性はあるが、それも極一部のはず。普通は単独で軍を滅ぼすよう…

336話 侵攻24

336話 侵攻24 336話 侵攻24 思わぬ展開だったのはルークに限っての事ではない。王城から事態を見守る者達も同様であった。 「今のは一体・・・」 「な、何が起こった・・・」 「魔法、ではないのか・・・」 ルーク以外の全員が倒れ伏す光景に唖然とする国王…

335話 侵攻23

335話 侵攻23 335話 侵攻23 幾ら無防備だったとは言え、鍛え抜かれた人間の頭部のみを蹴り飛ばす。そんな芸当を目の当たりにしても、3人は到底信じられない。一体どれ程の力があれば、そんな事が出来るのだろう。そう思わずにはいられない。だからこそ、彼ら…

334話 侵攻22

334話 侵攻22 334話 侵攻22 見ていられないような演技を続ける大根役者。彼は演技をしながら考え込んでいた。そんな事だから下手な演技に拍車が掛かるのだが、この場にそれを気にする者が居ないのは救いだったのだろう。考え事に集中するあまり、顔まで変に…

333話 侵攻21

333話 侵攻21 333話 侵攻21 遠距離からの投擲か、乗り込んでの蹂躙か。悩み続ける事十数秒――先に動いたのは敵兵だった。 「っ!?ぜ、全軍突撃!!」 「「「「「うぉぉぉ!」」」」」 指揮官の号令と共に全兵士が一斉に駆け出す。想定外の事態に驚いたルーク…

332話 侵攻20

332話 侵攻20 332話 侵攻20 ティナ達が学園長から情報を引き出そうとしている頃。ミーニッツ共和国の王都へと侵攻していたルークは、攻略法を模索していた。無論考えるだけではなく、同時に行動も起こしている。 「他の属性魔法や魔弾を撃っても効果無し。つ…

331話 侵攻19

331話 侵攻19 331話 侵攻19 視線で制止されたように感じたカレンが問い掛ける。 「止められた気がしたのですが、私の勘違いでしょうか?」 「いいえ、勘違いではありませんよ。」 「では・・・どういうつもりです?」 一刻も早く情報を伝えなければルークが…

330話 侵攻18

330話 侵攻18 330話 侵攻18 一方その頃―― 政務に励むスフィアの手が止まる。今日は訓練する雰囲気ではなかった為、全員が地下室へと集合していたのだが――何人かがスフィアの様子に気付いて顔を向けた。 「・・・学園長。昨晩、学園都市が魔物の襲撃に遭った…

329話 侵攻17

329話 侵攻17 329話 侵攻17 翌朝、ルークの姿はエリド村にあった。朝食を終えて一息ついた頃という、少し遅い時間帯。本日の政務が滞るのはマズイという体で、書類がある程度揃うのを待ち全て持参した格好だ。 「――と言う訳で、スフィアには此処で執務をして…

328話 侵攻16

328話 侵攻16 328話 侵攻16 自重はしないと宣言したものの、考えなしに知識を広めるのは別問題。万が一異世界転移組が文明テロを起こしたとしても、それは面倒を見ているシルフィ達の責任。彼女達が何とかするだろうと思うしかなく、ルークに出来るのはこの…

327話 侵攻15

327話 侵攻15 327話 侵攻15 賑やかな晩餐が終わり、一息ついた所でルークが疑問に思っていた事を口にする。 「それで、カレンがオレを夕食に誘った本当の理由は?」 「え?」 「単にみんなで食事を摂ろうと思ったから、ってだけじゃないよな?」 「・・・そ…

326話 侵攻14

326話 侵攻14 326話 侵攻14 ティナから普段のニコニコ微笑む表情が消えた事で、全員が固唾を呑む。視線を集めたティナは、逸していた視線をカレン達へと戻す。 「・・・対応策を相談する前に、済ませておかなければならない事があります。」 「えぇ、時間が…

325話 侵攻13

325話 侵攻13 325話 侵攻13 ほぼ全員が呆気にとられる中、スフィアは思考をフル回転させる。 「(少なく見積もって、とおっしゃいましたね?ルークが何処まで出来るかはその時になってみないとわからないと言う事。ならば今考えるべきは・・・)すみません、カ…

324話 侵攻12

324話 侵攻12 324話 侵攻12 再びエリド村を訪れたカレンだったが、先程の体験を引き摺っていたせいで動き出すことが出来ない。そんなカレンの様子に気付いた者達が慌てて駆け寄る。 「カレンさん!?」 「カレン様、大丈夫ですか!?」 「・・・・・えぇ、す…

323話 侵攻11

323話 侵攻11 323話 侵攻11 あっさりと防壁を破壊し、学園都市を守る兵達の下へと移動したルーク。彼は生き残った傭兵や冒険者、辺境伯の私兵が集まるのを静かに待っていた。 「・・・ん?」 両腕を組んでいたルークは、不審な気配を察知する。 (随分離れた…

322話 侵攻10

322話 侵攻10 322話 侵攻10 カレンが忍び寄ろうとしている頃、ルークは兵士達が普段立ち入れない場所に居た。 「傭兵達が集まるまでに、さっさと見つけ出すとするか。」 今立っている防壁のすぐ内側は貴族街。恐らくは存在するであろう、秘密の出口を探し出…

321話 侵攻9

321話 侵攻9 321話 侵攻9 スフィアと別れたカレンが向かった先は学園都市――ではなく帝国の城内。ここからルークの大まかな位置を特定して移動する事にした。何故そんな回りくどい事をするのかと言うと、いきなり転移してルークと鉢合わせを避ける為である。 …

320話 侵攻8

320話 侵攻8 320話 侵攻8 エリド村へと転移したカレンは、再度スフィアを呼んで状況を説明する。 「大体わかりました。そうなると、明日からは首都を攻めるかもしれませんね。」 「学園都市ではなく?」 「辺境伯、つまり領主を討ったのですから、必要以上の…

319話 侵攻7

319話 侵攻7 319話 侵攻7 ―――まえがき――― 今回、残酷かつ不謹慎と言うか無神経な描写があります。最後まで悩んだのですが、カレンやルークの価値観が人族とは違う事を表現するために書きました。苦手な方は読まない事をお勧めします。 ――――――――― ミーニッツ…

318話 侵攻6

318話 侵攻6 318話 侵攻6 蹂躙劇から数分後、防壁の外に立つのはルークだけとなっていた。とは言っても、全員の命を奪った訳ではない。かなりの人数を撃ち漏らしてした。と言うのも、学園都市内に逃げ込まれたのだ。回り込んで逃げ道を塞ぐ事も出来たのだが…

317話 侵攻5

317話 侵攻5 317話 侵攻5 カイル王国を後にしたカレンは、帝国を飛び越えて学園都市近郊へと足を運んだ。とは言っても予定外の行動。本当に何となく来てみただけである。 「あれは・・・」 特大の火球を乱れ撃つルークの後ろ姿を視界に入れ、次いで傍らに呆…

315話 侵攻3

315話 侵攻3 315話 侵攻3 激しく動き回りながらも、火球を間髪入れずに叩き込み続ける皇帝。呆けている暇など無い学園長がその後を追う。彼女が選べる選択肢は2つ。体を張って火球を防ぐか、それを放ち続ける相手を止めるか。どちらにも共通して言える事は、…

314話 侵攻2

314話 侵攻2 314話 侵攻2 全員が同時に考え込み、一番最初に答えを導き出したのは学園長だった。とは言え、彼女が教育機関のトップだったからではない。この場に居合わせた者達に、愚かな選択をさせまいとしたからである。 (どうする!?・・・いや、迷って…

313話 侵攻1

313話 侵攻1 313話 侵攻1 学園都市に起こった異変に、いち早く気付いたのは防壁の上に居た兵士達。 「おい!あれは何だ!?」 「・・・人?」 「どうやって外に出たんだ?」 平野を闊歩する、人らしき者の姿。どの街も門を硬く閉ざしたままの現在、人が歩い…

312話 侵攻作戦5

312話 侵攻作戦5 312話 侵攻作戦5 帝国へと戻ったカレンは、着いて早々溜息を漏らす。 「はぁ。全く彼女達は・・・」 「カレン?」 執務室にて支度中だったルークが、不思議に思って声を掛ける。しかしカレンは、ルークと視線を合わせると首を横に振った。 …

311話 侵攻作戦4

311話 侵攻作戦4 311話 侵攻作戦4 スフィアの意見を聞き、これからどう行動するべきかを考えるカレン。だがそれには、圧倒的影響力を誇る人物の考えが反映されていない。しかしこの場に居ない以上、カレンとしてはどうする事も出来なかった。 「私の行動方針…

310話 侵攻作戦3

310話 侵攻作戦3 310話 侵攻作戦3 カレンが向かった先は、村から少し外れた所にある広場。そこにはエリド村の住人以外の姿もあった。 「皆さんの訓練は順調ですか?」 「カレン様・・・見ての通り順調です。」 呼び掛けられたアスコットがカレンを一瞥してか…

309話 侵攻作戦2

309話 侵攻作戦2 309話 侵攻作戦2 とりあえず魔法を使って衣服と髪を乾かし、ルークは気を取り直してカレンと向き合った。本来であれば真っ先にユーナへと質問を投げ掛けるのだが、戻るのに時間の掛かった理由を尋ねておこうと考えたのだ。 「思ってたより遅…