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Shining Rhapsody

オリジナル小説の投稿がメインです

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

304話 次なる一手

304話 次なる一手 304話 次なる一手 翌日の昼前。執務机に向かって奮闘しているはずのルークは、カレンと共にボーッとしていた。 「・・・平和だな。」 「・・・平和ですね。」 なんのことはない。スフィアを凌ぐスピードで執務を熟し続けた結果、仕事が無く…

303話 種明かし

303話 種明かし 303話 種明かし 瞬く間に8人の暗殺者を討ち取り、ルークは天井へと視線を移す。その姿にカレンが問い掛ける。 「・・・追いますか?」 カレンは自分が追い掛けるべきか、という意味で尋ねたのだが、ルークの返答は違う意味だった。 「放って…

302話 襲撃

302話 襲撃 302話 襲撃 ティナ達がエリド村へ行ってから3日後の深夜。ルークとカレンは揃って執務室に居た。ルークは政務の続きを、カレンは紅茶を楽しんでいた。 (・・・どうやら来たようだな) ほとんどの者が寝静まり、巡回する兵士達の足音しか聞こえない…

301話 真意

301話 真意 301話 真意 翌朝、ティナ達をエリド村へ送り届けて執務室に戻ったルーク。政務に取り掛かろうとした彼の下をカレンが訪ねて来た。 「少しよろしいですか?」 「カレンか。何?」 「ティナやスフィアだけでなく、エレナ達まで遠ざけたのは何故です…

300話 ティナとの駆け引き

300話 ティナとの駆け引き 300話 ティナとの駆け引き ――コンコン 扉をノックする音に、ルークは次なる刺客を思い浮かべる。 「(来たか。次は多分・・・)どうぞ!」 ――ガチャ 「失礼します。」 「っ!?・・・驚いた。てっきり村の誰かだと思ってたんだけどな…

299話 暇

299話 暇 299話 暇 昼食を摂ってから1時間が経過した頃、バタバタと廊下を走る音に気付いたルークが顔を上げる。何事かと思っていると、執務室のドアが勢い良く開け放たれた。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・一体どういうつもりですか!」 「スフィア・・・何の話…

298話 ルークの本心

298話 ルークの本心 298話 ルークの本心 翌朝、ルークは執務机に向かっていた。普段はスフィアに任せきりの仕事だが、流石に今日ばかりは自分がやるしかない。彼女は5日も寝ていなかったのだから、そう簡単には目覚めないだろうとの考えからだ。 そんなルー…

297話 対策

297話 対策 297話 対策 自身の執務室に戻ったルークは、食事を続けるフィーナ達の視線を浴びる。何やら険しい表情のルークに誰もが尻込みする中、仕方なく声を掛けたのはティナであった。口いっぱいに料理を詰め込んで。 「んーん、んんんふぁっふぁふぉふぇ…