人気ブログランキングへ

Shining Rhapsody

オリジナル小説の投稿がメインです

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

332話 侵攻20

332話 侵攻20 332話 侵攻20 ティナ達が学園長から情報を引き出そうとしている頃。ミーニッツ共和国の王都へと侵攻していたルークは、攻略法を模索していた。無論考えるだけではなく、同時に行動も起こしている。 「他の属性魔法や魔弾を撃っても効果無し。つ…

331話 侵攻19

331話 侵攻19 331話 侵攻19 視線で制止されたように感じたカレンが問い掛ける。 「止められた気がしたのですが、私の勘違いでしょうか?」 「いいえ、勘違いではありませんよ。」 「では・・・どういうつもりです?」 一刻も早く情報を伝えなければルークが…

330話 侵攻18

330話 侵攻18 330話 侵攻18 一方その頃―― 政務に励むスフィアの手が止まる。今日は訓練する雰囲気ではなかった為、全員が地下室へと集合していたのだが――何人かがスフィアの様子に気付いて顔を向けた。 「・・・学園長。昨晩、学園都市が魔物の襲撃に遭った…

329話 侵攻17

329話 侵攻17 329話 侵攻17 翌朝、ルークの姿はエリド村にあった。朝食を終えて一息ついた頃という、少し遅い時間帯。本日の政務が滞るのはマズイという体で、書類がある程度揃うのを待ち全て持参した格好だ。 「――と言う訳で、スフィアには此処で執務をして…

328話 侵攻16

328話 侵攻16 328話 侵攻16 自重はしないと宣言したものの、考えなしに知識を広めるのは別問題。万が一異世界転移組が文明テロを起こしたとしても、それは面倒を見ているシルフィ達の責任。彼女達が何とかするだろうと思うしかなく、ルークに出来るのはこの…

327話 侵攻15

327話 侵攻15 327話 侵攻15 賑やかな晩餐が終わり、一息ついた所でルークが疑問に思っていた事を口にする。 「それで、カレンがオレを夕食に誘った本当の理由は?」 「え?」 「単にみんなで食事を摂ろうと思ったから、ってだけじゃないよな?」 「・・・そ…

326話 侵攻14

326話 侵攻14 326話 侵攻14 ティナから普段のニコニコ微笑む表情が消えた事で、全員が固唾を呑む。視線を集めたティナは、逸していた視線をカレン達へと戻す。 「・・・対応策を相談する前に、済ませておかなければならない事があります。」 「えぇ、時間が…

325話 侵攻13

325話 侵攻13 325話 侵攻13 ほぼ全員が呆気にとられる中、スフィアは思考をフル回転させる。 「(少なく見積もって、とおっしゃいましたね?ルークが何処まで出来るかはその時になってみないとわからないと言う事。ならば今考えるべきは・・・)すみません、カ…

324話 侵攻12

324話 侵攻12 324話 侵攻12 再びエリド村を訪れたカレンだったが、先程の体験を引き摺っていたせいで動き出すことが出来ない。そんなカレンの様子に気付いた者達が慌てて駆け寄る。 「カレンさん!?」 「カレン様、大丈夫ですか!?」 「・・・・・えぇ、す…