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Shining Rhapsody

オリジナル小説の投稿がメインです

2020-01-01から1年間の記事一覧

233話 閑話 海2

233話 閑話 海2 233話 閑話 海2 「一体どういうつもりなのか、きっちり説明してくれるか?」「あら、何の事かしら?」「学園長の水着だよ! いや、あんなのは水着じゃないだろ!!」「そう言われても、ちゃんと地球で売られている物よ?」 予想していた言葉…

234話 ティナの正体1

234話 ティナの正体1 234話 ティナの正体1 シャルルーナ第二王女とルークが、互いの出方を伺う事数十秒。先に口を開いたのはシャルルーナであった。 「フォレスタニア皇帝陛下にお願いが御座います。」「・・・願い?」「此度の一件、どうか私の首一つで収め…

235話 ティナの正体2

235話 ティナの正体2 235話 ティナの正体2 その場の全員が思考に耽る中、エレナとアスコットは互いに視線を交わしてから再び口を開く。 「ティナを預かった私達は姉さん達を弔った後、各国を転々としながら拠点を魔の森近くに移したわ。」「そこに転移門があ…

236話 ティナの正体3

236話 ティナの正体3 236話 ティナの正体3 全員が黙り込んだ状況の中、真剣な表情のティナがルークに近付き声を掛ける。 「少しだけ・・・1人になりたいのですが。」「わかった。希望する場所は?」「エリド村に送って頂けますか?」「あぁ。」 今は静かだが…

237話 ただいま

237話 ただいま 237話 ただいま 「お前には酷だったかもしれないが、長い年月を経て転生したアイツと巡り合った。正確には巡り合うよう仕向けた。・・・しかしここでも誤算が生じてしまう。」「私の記憶が戻らなかった?」「そうだ。忘れているんだから、そ…

238話 真相

238話 真相 238話 真相 前代未聞の実験を行ったルークは、自身に起こった変化を確かめる。 (どうやら間違ってはいなかったらしいな・・・いや、少しだけ違和感があるか。) ルークが感じる違和感。それは料理に例えるなら、味付けに失敗したようなもの。見た…

239話 語られる真実

239話 語られる真実 239話 語られる真実 オークと思しき生物に驚くも、下手に声を上げては不敬罪となるかもしれない。そんな理由で何とか声を上げずに済んだエリド村の住人達。 ティナ達はルークに任せると決めていた為事なきを得る。残すはルークただ一人な…

240話 立ち向かうべきモノ

240話 立ち向かうべきモノ 240話 立ち向かうべきモノ 完全に落ち込むアークを引き摺る形で、ヴィクトリア達は後ろへ下がる。部屋の中央にはルークと嫁達、そしてエレナとアスコットが集まった。 「それでは臨時の家族会議を開催します。議題はルークとティナ…

241話 霊樹

241話 霊樹 241話 霊樹 全員が激しく狼狽える中、1人冷静に考察する者がいた。ルークである。彼はこの展開を予想していたのだ。 (最高神って所に引っ掛かってたけど、やっぱそうだったのか・・・) 創造神ではなく最高神。同じ意味合いのようにも思えるが、ア…

242話 残された神器1

242話 残された神器1 242話 残された神器1 突然目の前に現れた幼女の扱いを決め兼ねる者達。そんな事には気にも止めず、口論に発展するのは叩いた者と叩かれた者。つまりはユグドラシルと名乗った幼女とルークである。 「何で叩くの!?」「巫山戯た呼び方を…

243話 残された神器2

243話 残された神器2 243話 残された神器2 説明を受ける者達に動揺が広がる中、説明する側のアークに気にする様子は見られない。それは3つの神器の性質を理解しているからだった。 「3つの神器は誰にでも使える分、強度と言うか素材に問題があってな・・・全…

244話 シュウとユキ

244話 シュウとユキ 244話 シュウとユキ 「ふと思ったんだが・・・魔神のいなくなったこの世界で、魔族を隔離する理由は何だ?」「1つは魔族が強い事。良からぬ事を考える輩は必ずいるだろ?そうなった場合、この大陸の住人では対処出来ないからな。もう1つ…

245話 ユキ1

245話 ユキ1 245話 ユキ1 光が収まり、目を開くとそこには見覚えのない男女が立っていた。否、男性の方は見覚えがあった。アークによってお披露目されていた、神崎秀一である。背格好はルークと大差ないが、注目すべきは頭部だろうか。 この世界には存在しな…

246話 ユキ2

246話 ユキ2 246話 ユキ2 戦慄したような表情のスフィアとルビアから視線を外し、ユキはシュウへと顔を向ける。 「ねぇ、シュウ君?」「ん?」「私、久々にハンバーガー食べたいな!」「ハンバーガー・・・時間掛かるよ?」 ユキのリクエストに暫し考え込み…

247話 継承1

247話 継承1 247話 継承1 夕食まで時間があるとあって、嫁会議もそこそこにユキは前世の記憶を噛みしめるように語った。誰かに頼まれた訳でもなく、ごくごく自然に自らの意思で。これにも当然の如く意図はある。 語られる内容に特別な物など一切無い。とりと…

248話 継承2

248話 継承2 248話 継承2 「正直、どういう意図があってこの技が産み出されたのか、オレには理解出来ない。」「防御なのに?」「あぁ。守るよりも攻撃した方が手っ取り早いだろ?」「・・・そう、だね。」 シュウの言い分はもっともである。態々リスクのある…

249話 SSS級クエスト1

249話 SSS級クエスト1 249話 SSS級クエスト1 「ごめんね、シュウ君?今・・・包丁って言わなかった?」「言ったよ。」「神崎流は?」「え?・・・あぁ、剣術じゃなくて体術の方?使わないよ。」「な、何で!?」 最も得意とする、古武術と呼ぶべき体術。それ…

265話 魔力強化の先3

265話 魔力強化の先3 265話 魔力強化の先3 「・・・のぉ、ナディアの夫よ?」 「何だ?」 「お主の嫁が下等な魔物達からボコボコにされておるが・・・アレで良いのか?」 「いいんだよ。大体、未熟な状態で強敵相手に練習なんてしてみろ。怪我じゃ済まないぞ…

264話 魔力強化の先2

264話 魔力強化の先2 264話 魔力強化の先2 唖然とするナディア達の下へと戻ったルークに、理解出来ない者達が質問を投げ掛ける。 「い、今のは何なのじゃ!?」 「魔法じゃないのか!?」 「どうやったの!?」 エア、アース、ナディアが詰め掛けるも、アク…

263話 魔力強化の先

263話 魔力強化の先 263話 魔力強化の先 ダンジョンの入り口を数分進んだ辺りで、現れたゴブリンとコボルトの相手をするナディア。そんな彼女を後ろで見守っていたルークの表情は険しい。 (砂漠で足を取られている事もあるんだろうが・・・それを差し引いて…

262話 SSS級クエスト13

262話 SSS級クエスト13 262話 SSS級クエスト13 フィーナ達が懸命にユキを追い掛けている頃。その依頼主はと言うとーー 「やっと追い掛けられるな・・・。」 「2日で済んで良かったじゃない。」 「正確には2日半だけどな。」 時刻は正午を少し回った頃。しみ…