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Shining Rhapsody

オリジナル小説の投稿がメインです

2020-01-27から1日間の記事一覧

小説の 引っ越し作業で 思ふ事

どうも、橘です。 予定外の投稿です。投稿と言うよりも単なる愚痴、簡単なご案内です。 本日より小説の引越し作業を開始したのですが、とにかくめんどくさいorz きっと読んで下さっている方々も、順番がめちゃくちゃで読むのが面倒なのでは?と思います。 と…

220話 ルークの過去1

220話 ルークの過去1 220話 ルークの過去1 幸之進と静に招かれるまま、アークとエールラは客間へと案内される。床が畳とあってか、慣れないエールラはソワソワと落ち着かない様子だった。 「作法なんざありゃしないよ。好きなように座るといいさ。」「ありが…

221話 ルークの過去2

221話 ルークの過去2 221話 ルークの過去2 幸之進と静の夫婦喧嘩が終わったのは20分程経った頃だろうか。流石に痺れを切らしたアークの登場によって、強制的に終了となった。結果は当然引き分け。 (持久力もだが、瞬発力も老人のソレじゃねぇな。健康の秘訣…

222話 ルークの過去3

222話 ルークの過去3 222話 ルークの過去3 「先生!おはようございます!!」「おはようございます。今日の診察、宜しくお願いしますね。」「はい!」 独身看護師が朝の挨拶をした相手こそ、若き日の秀一である。彼は実家の権力が及ばない、中規模の病院に勤…

223話 ルークの過去4

223話 ルークの過去4 223話 ルークの過去4 一通り知りたい事が聞けたアークが立ち上がる。そんなアークに一瞬遅れてエールラも立ち上がる。 「大体知れたし、オレ達もそろそろ・・・いや、エールラ。先に戻っていろ。」「え?な、何故ですか!?」「この後、…

224話 アクシデント

224話 アクシデント 224話 アクシデント 王都を目指して移動を続けていたルーク達は、当初の予定から1日遅れで王都の近くまで来ていた。 「やれやれ、遅れたのが1日で助かったよ。」「本当にスマンかったのじゃ!」 オレから冷たい視線を向けられ、反射的に…

225話 ブランシェ家の秘密1

225話 ブランシェ家の秘密1 225話 ブランシェ家の秘密1 みんなに叱られ、すっかり大人しくなった学園長。お陰でこれ以上のトラブルも無く、王都の目の前まで辿り着く事が出来た。今は離れた場所で様子を伺っている状態である。 「こうして見ている限りですと…

226話 ブランシェ家の秘密2

226話 ブランシェ家の秘密2 226話 ブランシェ家の秘密2 城へと戻ったオレ達は、真っ先にティナを休ませる事にした。ベッドに連れて行くと、すぐに眠ってしまったティナ。精神的なダメージが大きかったのだろう。 目を覚ました時にどういう行動をするかわから…

227話 アストリア王都強襲1

227話 アストリア王都強襲1 227話 アストリア王都強襲1 ルークが妻達と会議をしているその頃、エリド村の面々は全軍を率いて王都へと帰還している最中だった。断っておくが、王都から呼び戻された訳ではない。彼等の下には、何の情報も齎されてはいないのだ…

228話 アストリア王都強襲2

228話 アストリア王都強襲2 228話 アストリア王都強襲2 ルーク達が4対1の鬼ごっこを続ける事30分。約束の時間となった為、再び王都へ向けて火球を放つ。但し今回は5発動時に。 (4人相手だから・・・今回は5発にしておくか。1回は1回なんだし、嘘は吐いてない…

229話 アストリア王都強襲3

229話 アストリア王都強襲3 229話 アストリア王都強襲3 アスコット達から遅れる事1時間。ついに王都へと辿り着いたエリド村の住人達。引き連れていた兵士達もまた、王都周辺に展開する部隊に合流を果たした。アストリア軍は王都から上がる煙に気付き、急ぎ引…

230話 アストリア王都強襲4

230話 アストリア王都強襲4 230話 アストリア王都強襲4 突如として広がった氷の世界。これにはエレナ達もどう対処して良いのかわからない。呆然とするエリド村の住人達には見向きもせず、ルークは再び大声を上げる。 「時間切れだ!現時刻を以て、アストリア…

231話 アストリア王都強襲5

231話 アストリア王都強襲5 231話 アストリア王都強襲5 使者が命令に従い、王妃の下へと遠見の魔道具を運び込む。未だに服を着る様子も見られない事から、出来る限り下を向いていたが。 「お、王妃殿下、遠見の魔道具をお持ちしました。」「ご苦労様。」「っ…

232話 閑話 海1

232話 閑話 海1 232話 閑話 海1 夏・・・それは数多くのイベントを抱える、四季の内で最も多忙な季節。恋人達が距離を縮め、恋人のいない者にとっては出会いの多い季節。 「今年は特に暑いわね〜。」「・・・・・。」 だらけきった姿で床に横たわる少年と、…

233話 閑話 海2

233話 閑話 海2 233話 閑話 海2 「一体どういうつもりなのか、きっちり説明してくれるか?」「あら、何の事かしら?」「学園長の水着だよ! いや、あんなのは水着じゃないだろ!!」「そう言われても、ちゃんと地球で売られている物よ?」 予想していた言葉…

234話 ティナの正体1

234話 ティナの正体1 234話 ティナの正体1 シャルルーナ第二王女とルークが、互いの出方を伺う事数十秒。先に口を開いたのはシャルルーナであった。 「フォレスタニア皇帝陛下にお願いが御座います。」「・・・願い?」「此度の一件、どうか私の首一つで収め…

235話 ティナの正体2

235話 ティナの正体2 235話 ティナの正体2 その場の全員が思考に耽る中、エレナとアスコットは互いに視線を交わしてから再び口を開く。 「ティナを預かった私達は姉さん達を弔った後、各国を転々としながら拠点を魔の森近くに移したわ。」「そこに転移門があ…

236話 ティナの正体3

236話 ティナの正体3 236話 ティナの正体3 全員が黙り込んだ状況の中、真剣な表情のティナがルークに近付き声を掛ける。 「少しだけ・・・1人になりたいのですが。」「わかった。希望する場所は?」「エリド村に送って頂けますか?」「あぁ。」 今は静かだが…

237話 ただいま

237話 ただいま 237話 ただいま 「お前には酷だったかもしれないが、長い年月を経て転生したアイツと巡り合った。正確には巡り合うよう仕向けた。・・・しかしここでも誤算が生じてしまう。」「私の記憶が戻らなかった?」「そうだ。忘れているんだから、そ…

238話 真相

238話 真相 238話 真相 前代未聞の実験を行ったルークは、自身に起こった変化を確かめる。 (どうやら間違ってはいなかったらしいな・・・いや、少しだけ違和感があるか。) ルークが感じる違和感。それは料理に例えるなら、味付けに失敗したようなもの。見た…

239話 語られる真実

239話 語られる真実 239話 語られる真実 オークと思しき生物に驚くも、下手に声を上げては不敬罪となるかもしれない。そんな理由で何とか声を上げずに済んだエリド村の住人達。 ティナ達はルークに任せると決めていた為事なきを得る。残すはルークただ一人な…

240話 立ち向かうべきモノ

240話 立ち向かうべきモノ 240話 立ち向かうべきモノ 完全に落ち込むアークを引き摺る形で、ヴィクトリア達は後ろへ下がる。部屋の中央にはルークと嫁達、そしてエレナとアスコットが集まった。 「それでは臨時の家族会議を開催します。議題はルークとティナ…

241話 霊樹

241話 霊樹 241話 霊樹 全員が激しく狼狽える中、1人冷静に考察する者がいた。ルークである。彼はこの展開を予想していたのだ。 (最高神って所に引っ掛かってたけど、やっぱそうだったのか・・・) 創造神ではなく最高神。同じ意味合いのようにも思えるが、ア…

242話 残された神器1

242話 残された神器1 242話 残された神器1 突然目の前に現れた幼女の扱いを決め兼ねる者達。そんな事には気にも止めず、口論に発展するのは叩いた者と叩かれた者。つまりはユグドラシルと名乗った幼女とルークである。 「何で叩くの!?」「巫山戯た呼び方を…

243話 残された神器2

243話 残された神器2 243話 残された神器2 説明を受ける者達に動揺が広がる中、説明する側のアークに気にする様子は見られない。それは3つの神器の性質を理解しているからだった。 「3つの神器は誰にでも使える分、強度と言うか素材に問題があってな・・・全…

244話 シュウとユキ

244話 シュウとユキ 244話 シュウとユキ 「ふと思ったんだが・・・魔神のいなくなったこの世界で、魔族を隔離する理由は何だ?」「1つは魔族が強い事。良からぬ事を考える輩は必ずいるだろ?そうなった場合、この大陸の住人では対処出来ないからな。もう1つ…

245話 ユキ1

245話 ユキ1 245話 ユキ1 光が収まり、目を開くとそこには見覚えのない男女が立っていた。否、男性の方は見覚えがあった。アークによってお披露目されていた、神崎秀一である。背格好はルークと大差ないが、注目すべきは頭部だろうか。 この世界には存在しな…

246話 ユキ2

246話 ユキ2 246話 ユキ2 戦慄したような表情のスフィアとルビアから視線を外し、ユキはシュウへと顔を向ける。 「ねぇ、シュウ君?」「ん?」「私、久々にハンバーガー食べたいな!」「ハンバーガー・・・時間掛かるよ?」 ユキのリクエストに暫し考え込み…

247話 継承1

247話 継承1 247話 継承1 夕食まで時間があるとあって、嫁会議もそこそこにユキは前世の記憶を噛みしめるように語った。誰かに頼まれた訳でもなく、ごくごく自然に自らの意思で。これにも当然の如く意図はある。 語られる内容に特別な物など一切無い。とりと…

248話 継承2

248話 継承2 248話 継承2 「正直、どういう意図があってこの技が産み出されたのか、オレには理解出来ない。」「防御なのに?」「あぁ。守るよりも攻撃した方が手っ取り早いだろ?」「・・・そう、だね。」 シュウの言い分はもっともである。態々リスクのある…